こんな地味な暮らしをしている私でも、ここひと月は何かと物入りで、口座の残高がいっそう寂しいことになった。
今年はどんなに貧しくても（笑）月に一度は美術館か映画館に行きたい。
映画も音楽もその気になりゃ好きなだけダウンロードしてコピーしまくることのできる時代だからこそ、そのお手軽さに身も心も隷属してしまわないように。
自分の感性は自分で守る時代が来たのだと思う。そういう意味では現代の若者は無防備すぎて危なっかしい。

ここ数ヶ月でようやく家計簿をつける習慣を身につけたのだが、その明細を見るにつけ自分はこのまま仙人になってしまうのではと思う。
「身だしなみ費」項目の出費がが500円未満だった月はさすがにまずいと思った。
去年一年で買った服はたぶん年末にオクで買った毛糸の帽子（二千円）だけ…（服じゃないし）
とはいえ物欲が消えたかというと全くそうではなく、12月の間は実はDS liteを手に入れようと奔走していたことを告白する。トイザらスのネット抽選にまで参加してしまったのだが結果的には入手できなかった。近所のジャスコでも月に何度か数十台単位で入荷があるようでその度に開店直後から抽選が行われるのだが、毎回競争率が高いようだ。
もう相当数売れているはずなのにいまだにこの品薄状態。どうも家族のいるご家庭では子供全員に一台ずつ買い与えている場合も多いようで、一家に一台どころか一子供に一台状態に近づいているらしい。

品薄となるとますます欲しくなるのが人の性というもので、あれこれ情報を集めて奔走すること自体が楽しかったりもする。もう今は熱意もなくなり諦めたが、有楽町あたりをウロウロしているときにビックカメラの前あたりで突発販売をしていたりしたら思わず買ってしまう可能性大。そして後でカード明細を見て青ざめる。